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多くは近視や年齢による変化が原因となって、網膜に円孔(穴)・裂孔(裂け目)が発生します。その際、飛蚊症を自覚することがあります。この状態で放置すると、網膜剥離が発生し高度の視力低下をきたす可能性が高くなります。網膜剥離を予防する処置(レーザー治療)が必要です。
網膜に円孔(穴)・裂孔(裂け目)が発生している状態を放置すると、網膜剥離が起こる危険性が高いので、予防的治療としてレーザー治療が必要になります。
麻酔の目薬をしたあとにレーザー用のコンタクトレンズをつけて行います。多少の痛みを伴う場合がありますが、10分程で1回の治療は終わります。網膜円孔・裂孔の周りの網膜にレーザーを照射し、網膜が剥離しないように焼き固めます。必要に応じてレーザー治療を後日に追加する場合があります。また必要に応じて(穴が大きいときや、数が多いとき)入院した上でレーザー治療をすることがあります。レーザー治療を行った目の状態が落ち着くまで、術後は運動しないでください。経過観察の診察の時に医師から説明があります。
レーザー治療によって約90~97%は網膜剥離の発生を予防できます。しかしながら症例によっては、網膜円孔・裂孔に対してレーザー治療を行っても網膜剥離が発生することがあり、その場合は入院のうえ手術が必要となることがあります。
網膜に円孔・裂孔が発生している状態を放置すると、網膜剥離が起こる危険性が高くなります。また、自然に穴がふさがることはありません。